2015/05/03
La Flûte enchantée
パリにオペラ座が二ヶ所あるなんて、知らなかった…
Palais Garnier と Opéra Bastille.
古きよきPalais Garnierと違い、Opéra Bastilleは写真の通り現代的なホール。
恥ずかしいことに、このことに気付いたのは日本を発って数時間した空の上。
事前にネットで購入していたチケットを恐る恐る確認すると、会場はOpéra Bastille.
あの観光名所「オペラ座」の中で観劇するものだと思い込んでいたため、このうっかり事件発覚のせいで機内ではしばらく険悪なムードに..無理もない。
La Flûte enchantée「魔笛」MOZART.
「なぜかちょんちょんと二ヶ所空いていたから、とってみたよ」と言われた前から三列目の席は、出演者がステージの最前まできて歌う時などは表情ばかりでなく、髪の毛も一本一本見えるほどに近く、こんな素晴らしい観劇をしたのは初めてだった。
加えて、Papageno(パパゲーノ役)を演じた Edwin Crossley-Mercer氏(オペラ歌手)が 歌もさることながら大変に男前で、演技も軽やかで、夫婦そろって見惚れてしまう。
この方が日本公演にいらしたら是非、見に行こうと意気込んでいるほど。
さすがに Bravo!とは声を出せなかったが、力一杯拍手した。
興奮したままホールのエントランスに来ると、目を疑う光景が!
やっと青空!
もうこの滞在で青空は無いものだと思うようにしていたので、涙ぽろぽろの感激。
開演前に通りかかったバスティーユ広場がまったく違う場所のように感じる。
寒さ対策で着込んでいたセーターやらパーカーやらを脱ぐ為にホテルに戻る。
メトロの駅構内では、ミュージシャンがパッヘルベルのカノンを演奏。
まさに Bravo!な一日。
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