2019/02/25

人と暮らしと、台所


Luna Houseと呼んでいる私たちの山の住まいの建築家 中村好文さん出演の番組がNHKで放送されました。

「人と暮らしと、台所」

中村さんの事務所の使い勝手の良さそうな台所。
そこに並んだ味わいのある器や道具たち。

打合せで初めて奥沢の事務所に伺った時の印象をそのまま画面を通じて思い出しました。

道具は気に入ったものをちゃんと選んで長く使う。
台所は暮らしの中で唯一物を作り出す工房だと中村さん。

暮らしの中で台所にいる時間が一番長い私にとって、明日からの心持ちがちょっと変わるようないい番組でした。

この放送を知らせてくれた なつみさんにとても感謝!

この写真はLuna Houseでお世話になった職人さんをお招きして、つのだたかしさんにリュートの演奏をしていただいた竣工間もない頃のもの。

まだ幼い長女を抱っこ紐の中におさめて、友人まいちゃんの手も借りて、30人を超える立食パーティーの用意で台所に立ったことが懐かしくてたまりません。

2019/02/24

今夜のご馳走


今夜はご馳走!

まだ生きている国産の手長海老でSpaghetti alla pescatora!!

2019/02/14

念願の昼食


子供たちをそれぞれの場所に送り届け、京都へ向かった。

こちらはどうしたら予約が取れるのかと長く思案してきたお店。
この日しか無いっ!という日が偶然にもバレンタインデーだったことで私がご馳走することになってしまった。

見るからに贅沢な食材が出てくるけれど、ちょっとした組合せや工夫が私にとって多くの学びがあった。このようなお店での食事は一番の刺激になる。

カウンターが6席という店内だからこそ、何となくお隣に座った方々とも程よい距離感で会話を交わす。いいお店には、お店側が提供するおいしい料理屋やサービスの良さだけでなく、そこに居合わせたゲストが持ち寄った気持ちの良い雰囲気が漂っていると感じた。

次の予約は6月。
それまでに実践しておきたい料理が3品ある。

2019/02/13

2月のKAHALA


こちらの小皿6品と鎖のように繋がった野菜がお料理のはじめの方に出される定番。
写真右下の鴨のハートに少しのコーヒーオイルがこの夜は印象的だった。

お出汁を最後まですすりいただくと、まるで止めを刺すかのように文旦の香り。
帰宅してすぐ、土佐文旦を箱で注文したのだった。

お腹一杯でもこちらはお箸が進む、クレソンと金柑と錦胡麻。

写真には撮り損ねたけれど、根パセリのスープも大変おいしかった。白っぽい大根のような色で、人参のような形をしているパースニップと呼ばれる野菜。でも味はパセリという日本では馴染みのないもの。

驚きや発見の方につい目がいってしまうけれど、極々小さく切り揃えられたシブレットの小口切りを見ていると、まだまだ私が気が付いていない丁寧な仕込みがたくさん潜んでいると思う。
お腹だけでなく、胸もいっぱいになり、持ち帰るものの多いお店。

2019/02/11

LH 突然の雪


朝起きたら、まさかのこの景色。
三連休ということで山の住まいに来ていた。
みるみるうちにふわふわの雪が積もっていく。

翌日は大切な用事があるので、必ず本日中に山を降りなければならず、私はかなり不安だった。なぜなら過去に苦い経験があるから。

まだ長女が一歳の頃、同様に雪が降り積もり、近所の子供たちの手を借りて雪かきをしたけれど、車を前にも後ろにも動かせなくなったことがある。
その時は持てる限りの荷物と抱っこ紐の中の長女と、山を降りるためのケーブルカーの駅を目指して雪道を歩いた。寒くて、重くて、不安だった思い出。

今回はもしもの為のオートソックスという簡易的なチェーンの代わりとなるものを車に載せていたから、無事に山を降りることができた。
それでも家を出てすぐの登り坂を越えるまで、手を合わせて祈り続けたのだった。

子供たちは雪の景色に大喜びで、荷物を運ぶ大人の目を盗んで雪遊び。もっともっと遊びまわりたい様子。

今振り返ってみると、そんな気持ちをもっと尊重してあげれば良かったと思う。
雪の景色はとても美しいのに、それに浸ることなく不安な気持ちばかりが先立っていた。
すっかり私もつまらない大人になってしまったような気がして、今となっては反省している。

2019/02/08

Strawberry Sensations


いちごのお菓子でアフタヌーンティー。
お迎えの時間ぎりぎりまで たくさん笑った昼下がり。

2019/02/07

2月は課外活動


彼女とは不定期で活動している。
今はまだ部員は二名、お互いの家庭を交互に行き来する家庭料理倶楽部を結成している。

いわゆるキャリアウーマンである彼女の仕事復帰はこの春。
まだ一歳に満たない息子くんを保育所に預ける練習と称して、今回はお昼を二人だけで外食することにした。

写真は焼き芋のスープ。スープが注がれる前に、このすり鉢の中でナッツをゴリゴリと砕いておかねばならない。

お互いを知って決して長くないのに、気が合う理由は何なのだろうと帰り道にずっと考えていた。その答えが見つかったから、是非今度、本人に話してみようと思う。

大人になってできる友達って 本当にいいものだ。

2019/02/05

新月の北新地



2月の新月の夜、 まいちゃんと家族と 北新地。

私たち三人の会話は尽きない。
ビジネスのこと、もし明日何にでもなれるとしたらという仮想の話、10代の頃の出会いの話、今後のそれぞれの活動について...話は多岐にわたる。

こちらはこのレストランのスペシャリテ。
ごく薄くスライス出来るという特別な機械で、シェフ自ら切ってくれた国産の生ハム。
なんとなく優しい味だったように思う。

翌朝は久しぶりに二日酔いだった。

2019/02/03

亥 / 新年会


京都にてお稽古事の新年会へ。

2017年前の秋に子供の七五三でお着物を着せていただいたのを機に抱いた目標がある。
それは着付け教室に通うことだった。
決意通り、翌年の2018年の秋から開講の着付け教室にお申込みをした。

最初はお着物に纏わる小物の名前すら頭に入らなかった。
足袋、裾除け、肌襦袢、長襦袢、腰紐、伊達締め、襟芯、帯枕、帯板、帯揚げ、帯締め...

恥ずかしいことに、その物を自信を持って思い浮かべることが出来たのは足袋だけだった。
下着である裾除けの巻き方、肌襦袢の着方からお稽古は始まり、早いもので5ヶ月経過。
今ではなんとか名古屋帯で一重太鼓と角出し結び(銀座結びともいうらしい)が出来そうな感じになってきたこの頃。

先生からは「新年会はお着物で!出来たら一番いい着物で!自分で着てみたらいいよ。そこに居るのはみんな先輩方だから。」と言われた。

しかし、まだ補正やお端折りがわからず、外に着ていくには自信が持てない私は着付けをお願いすることにした。
お着物に詳しい方に相談して、敢えて訪問着では無くすこし華やかな小紋を選んだ。

京都に向かう途中、来年は自分で支度が出来るようになろうと思った。
先生のもとで継続して教わり、実践していればそんな日も夢ではない気がする。
時折浴びてしまう歯に衣着せぬお言葉が今となっては潔く、愛情があって気持ちがいい。

「誰に教わるか」というのは、とても大切なこと。


新年会の会場である料亭に着くと、そこにはおよそ70名のお着物の世界の先輩方がいらっしゃった。

その様子は圧巻であり、見応え充分。
どういうお着物が好きなのか、どんな着方が好きなのか..自分の好みを見つけるのにとてもいい機会だった。
又、立居振舞いの大切さと、未熟さを思い知る一日になった。

お草履やコートを脱ぐとき、椅子を立つ時、座る時..そんな些細な場面での所作がイメージと程遠くて自分にひどくがっかり。
よいこらしょと小声で言ってしまっていたかもしれない。

これも新たな目標と前向きに受け止めて帰路についたのだった。