2019/02/11

LH 突然の雪


朝起きたら、まさかのこの景色。
三連休ということで山の住まいに来ていた。
みるみるうちにふわふわの雪が積もっていく。

翌日は大切な用事があるので、必ず本日中に山を降りなければならず、私はかなり不安だった。なぜなら過去に苦い経験があるから。

まだ長女が一歳の頃、同様に雪が降り積もり、近所の子供たちの手を借りて雪かきをしたけれど、車を前にも後ろにも動かせなくなったことがある。
その時は持てる限りの荷物と抱っこ紐の中の長女と、山を降りるためのケーブルカーの駅を目指して雪道を歩いた。寒くて、重くて、不安だった思い出。

今回はもしもの為のオートソックスという簡易的なチェーンの代わりとなるものを車に載せていたから、無事に山を降りることができた。
それでも家を出てすぐの登り坂を越えるまで、手を合わせて祈り続けたのだった。

子供たちは雪の景色に大喜びで、荷物を運ぶ大人の目を盗んで雪遊び。もっともっと遊びまわりたい様子。

今振り返ってみると、そんな気持ちをもっと尊重してあげれば良かったと思う。
雪の景色はとても美しいのに、それに浸ることなく不安な気持ちばかりが先立っていた。
すっかり私もつまらない大人になってしまったような気がして、今となっては反省している。