2015/12/31

さようなら、未年


merci mille fois へご参加いただいた みなさま、
今年もありがとうございました。

2014年の12月から教室を再開して、
長いお付き合いの方、はじめてお越しいただいた方、
たくさんの方々とお会いすることができました。

今一度みなさんのお顔を 思い出しているところです。

子育て中であることを理由に限られた日程での開催。
ご予定を合わせていただいて、足を運んでくださったことに とても感謝しています。

教室の名前を決めたのは2011年のお正月でした。
まる五年が経ち、その意味はますます深くなります。

新しい年、また元気なお顔にお会いできますのを楽しみにしております。
ありがとうございました。

merci mille fois
板倉 みか


おまけ。


今年の三月。
木工デザイナーの三谷龍二さんご指導のもと製作したブローチなのでした。

2015/12/28

記念すべき夜


友達と夜に食事へ出かけるなんて、長女が産まれて以降あっただろうか..
そんな記念すべき忘年会は 中津にある think食堂さんにて。

来年の目標を話しながら 熱い紅茶と共にデザートをいただいた。

一口。
それを右にまわして、二周、三周。

四人で過ごしたのは、初夏のおとなのピクニックぶり。

2015/12/27

クリスマスの約束


クリスマスの日の午後にしようね と、約束していたけれど、まさかの騒動。


初めてのクッキーへのお絵描きは苦戦して思うようにいかなかったようだけど、
とても穏やかな時間をもたらしてくれた。

2015/12/26

クリスマスの騒動


「25日午前中は水道のメンテナンスにつき断水」

と、いうことで同じマンションに住む友人親子と科学館へ出かけることに。
遊びはじめて5分も経たないころ、「ゴン」と鈍い音。
次女がちょっとした段差から転んだのです。
ぶつけたのはどうやら後頭部。
痛かったねーと最初は頭をなでなで摩っていましたが、泣き方もその様子も明らかにいつもと違い、みるみるうちにぐったりしてきました。顔色も悪い。

長女を友人親子にお願いし、私は一番近い大きな病院へタクシーで駆け込みました。
目もうつろ、呼びかけにも反応が遠くなり、唇も紫色に。
このまま腕の中で遠くへ行ってしまうのではないかという気さえしてしまいました。

外来受付などすっ飛ばして小児科に飛び込み、そのまま脳外科へ。
医療用のベッドに横になる彼女の周りに医療従事者が取り巻き、それは信じられない光景でした。
すぐにCTを撮り、異常がみられないことがわかるころ、少しずつ意識が戻りはじめた次女。

いくつかの検査をして、この日は大事をとって入院することに。
世間はクリスマス。
なんて不運な一家と思われていたことでしょう。
夜には病室の小さな机で家族が持ち込んでくれたお弁当をみんなで囲みました。
病院の夕食メニューを食べ終えていたはずの次女も、再びしっかり食べました。

そのまま残る次女と私。
病室のスクエアの窓から大きなお月様が見えました。
照明を消しても室内の様子がよくわかる月の明かりが強い夜。

興奮状態が続いていたのか、付き添い用のベッドの寝心地が悪かったからか、なかなか寝付くことはできなかったけれど、静かに満月を見上げながら一日のことを振り返るには悪くない環境でした。

診断は一言でいうと「脳シントウ」
翌日には自宅に戻ることができました。

郵便受けに見つけたクリスマスのお便りと音楽。
突然の騒動で持ち去られてしまったクリスマス当日を埋めるべく聴き続けました。

人生でこんなにぞっとしたことは無いねと家族と話したことです。
自分の脚がガクガク・わなわなしているのを目撃したのも今回が初めて。

なんでもない様子も今の私にはすべてが輝いて見えるよう...
大袈裟ではありますが、そんな年の瀬を過ごしています。

2015/12/25

クリスマスの朝


早起きして、いちごのショートケーキを作りました。
絶対仕上げなければ、この日の朝食の用意は他に無かったので必死に。


サンタクロースは 私にも!

2015/12/24

クリスマス・イヴの夜


クリスマス・イヴの夜は、
半年以上ずっと冷蔵庫内で忘れ去られていた高級食材を解禁。

牛ほほ肉の赤ワイン煮込み こちらはキッズ盛り。

眠る前にベランダの鍵を開けて、プレゼント置き場を設置するのは子供の役目。

寝静まったら、
そっと。

2015/12/22

冬の読みもの


娘を迎えに行った帰り、いつもより少し遠まわりをして帰ってきた。
今日は冬至だし、我が家の主不在だし、
私たちの好きな雰囲気のイルミネーションで彩られた通りを抜けて帰ろうと思って。

クリスマスのキラキラってきれいでたのしいねーと話しながら帰宅し、
郵便受けに見つけたもの。

それは4歳と2歳の目にもとまる、なにかワクワクする特別なものが詰まっているに違いないクリスマス仕様のお届け物だった。

先日、夏の頃のお礼をしたくて遅ればせながら、ささやかな季節の贈り物をしたのだった。
ささやかなものとはいえ、その感想が聞けるとやはりとっても嬉しい。

今では いわさきちひろさんも、平松洋子さんも、私にとっては kikurair さんを連想する特別なものになっている。

2015/12/18

12月のサンタクロース


12月になってサンタクロースが続々と訪ねてきてくれている。

師走ということで 私もそれなりに忙しくしているけれど、
こうして何かとご用意してくれた方々だって 隙間の時間を見つけてくれたに違いない。
そのことを思うとほんとうにありがたくて、まだ手をつけられずにいるものもある。
お顔を思い浮かべながら集合写真を撮ってみた。

送り手の気持ちのわかる人でありたいと我が身を振り返る。

2015/12/16

おでん日和


今シーズン初のおでん。
ちょうど気温も下がって、おでん日和の夜。

もう10年以上前のこと。
仕事帰りに寄っていた 福島にある花くじらには、今夜は列ができていることでしょう。
また行きたいなぁ..

2015/12/14

Stollen 2015


それは気持ちのいい朝食をとった日の午後に 思いがけず届いた贈り物。

北海道真狩村のJINさんの Stollen.
初めてい口にした時から数えると今年で6回目。
Stollen そのものはもちろんのこと、毎年変わるラッピングも楽しみのひとつ。
今年のはオレンジピールの存在をよく感じるものでした。
これを焼いておられる神聖な工房のことを想像しながら少しずついただこうと思います。

朝会 中之島出張編


朝に会う。

おいしいものを持ち寄って。

2015/12/11

家庭内忘年会


家庭内忘年会は、法善寺横丁にて。

12月の教室の開催中、連日の早起きの中イメージしていたのは、この夜のことでした。
楽しみがあるから頑張れることってありますが、まさに数日前の私にとって励みとなっていたのは確かです。
遠慮なくお腹いっぱいになるまで いただいたのでした。

2015/12/10

12月の約束


約束をしたのは 夏の終わり。

仕事のこと、食のこと、家族のこととお話ししたいことがあまりに多すぎるものだから、これはゆっくり時間をかけていただくいつもより贅沢なランチがふさわしいとお店選びをしました。

話もしたいし、一口をしっかり味わいたい。
案の定、欲張ったせいでお店を出なければならない時間が迫り、私はひと足先にお店を後に。

第二回目は春先にでも...そんなことを考えながらお迎えの場所を目指して小走りしていると、降り出した冷たい雨も苦にならないくらい気分が良かったのでした。

由香さんもまた、私に刺激をくださる人々のひとりです。

2015/12/08

冬の たのしみ


11月の初めに "念のための冬の支度 " と、思って洋酒漬けにしておいたドライフルーツ。
その他の材料も一応ひと通り揃えてはいたものの、バター不足だからなどと作らない理由も見つけていた stollen.

ある方からご依頼いただいたのをきっかけに 今年も焼きました。
きっとお声かけが無かったら、作ったとしても集中力や緊張感は欠けていたかもしれなし、ドライフルーツのたくさん入りすぎたパウンドケーキに形を変えていたかもしれません。
だから、ふと思い出してご依頼くださったことにとても感謝しています。

ここ数年であらゆるお店に並ぶようになり、日本でも既に定番になったのか、今が流行りのピークなのかわかりませんが、私はとてもこの焼き菓子が好きです。

毎年、秋が来たら栗の渋皮煮を作り、年の瀬には黒豆を煮るように、12月に入ったら stollen に取りかかる。

毎年、小さな手直しをしながらその時の一番を作るように。

そうありたいと改めて感じたのでした。

2015/12/07

つるべ落しの空


" 秋の日はつるべ落し "

その言葉の意味を娘に説明しながら、眺めた空。

「え! もう冬じゃなかったの?」と、ひとこと。


刻々と変わる夕空の色を見ていたら、夕食の支度がはかどりません。

ひとりの おひる


ひとりで済ませる昼食を写真におさめることなどほとんどないけれど、
今日は 作り手のお顔を浮かべながら。

MANGEONS さんのレンズ豆のピクルスに手を加えたサラダに、
今年はじめて収穫に至ったと仰っていたトレビスをたっぷり。
そして、はじめていただいた一番館のポーム・ダムール。

なんて穏やかなお昼だろう、音楽でも聴こうかな。

2015/12/06

ある日の 6:00am/pm


それは ある日の 6:00am.

家族が一人、また一人と起きてくる頃の南東の空に 明けの明星。

それは ある日の 6:00pm.

川沿いの遊歩道を肩を寄せ合って歩くお洒落したお二人。
おそらく70代くらいのご夫妻、今夜は観劇か特別なお食事か..
奥さまのキャメル色のお帽子が上品で思わず急ぎ足で後をつけてしまった。

やっぱり私は冬が好きだなぁと再確認した一日。

2015/12/05

いろは紅葉


山の住まいでお世話になっている庭師さん。
半年に一度くらいのペースでメンテナンスをお願いし、自然の樹木とのバランスを見ながら庭を少しずつ作っていくようなお仕事をなさいます。

専門的なことは私にはわかりませんが、いつもお会いすると、お話しすると気持ちがいい。
日に焼けたお顔の目尻の皺がまたお人柄を表すようで。

山の住まいに いろは紅葉の木が加わりました。

2015/12/04

Leçon Décembre 2015

12月のレッスンにご参加のみなさま、ありがとうございました。
少し早めのクリスマス気分を感じていただけましたでしょうか。

私も含め、風邪に悩まされている方もちらほら…
来たる本格的な師走の慌ただしさを元気に乗り越えていけるような お腹いっぱいメニューになりました。

クリスマスのテーブルということで、食材も豪華に。
ラングスティーヌをご用意いたしました。
手長海老、スカンピと言ったほうが耳馴染みがあるかもしれません。

Langoustines grillées en chapelure d'herbes
Crabe en feuille de kadaif
しっかり味付けした香草パン粉を甘みのあるラングスティーヌにのせて。
カニはカダイフで巻いています。
手作りのマヨネーズの簡単なアレンジはいつもの食卓にも取り入れやすいかと思います。
大根は紅しぐれと紅くるりを使いました。(ずっとレッスン中思い出せなくて、申し訳ありませんでした..)紫色の皮で微かな辛味があるのが紅しぐれ、芯まで赤いのが紅くるりです。

そして、メインは牛フィレ肉。
日によってご用意できるお肉の脂のさしの入り方は多少異なりましたが、みなさまはどのくらいのものがお好みでしょうか。機会があれば精肉店のショーケースに並ぶステーキ肉をあちこちと見比べてみてくださいね。

Filet de bœuf sauté, sauce madère
Gratin dauphinois

ソースはマディラ酒とフォンドヴォで。
付け合わせのジャガイモのグラタンはアレンジも様々。
おいしい発見があれば是非私にも教えてください!

Pur Jus de Raisin:Guy PINARD & fils Raisi-Bulle BIO
vin:Valpolicella Superiore Ripasso 2012

Bûche de Noël au chocolat blanc

ヴァローナ社のホワイトチョコのクリームで仕上げたビュッシュ・ド・ノエル。
紅玉のジャムをお気に入りのスポンジ生地で挟みました。
みなさまにたくさん写真を撮っていただいて嬉し恥ずかし、でも光栄です。

pistache,cranberry,chocolat blanc

クリスマスカラーのフィリングで焼いたパウンドケーキをお土産に。

Fleurs de ce mois.
greenmons*さんにお願いしました。

2015/12/01

紅玉の赤


突然に冬が来てしまったような先週。
薄手のコートやレザーのジャケットを着逃したなぁと思っていたら、
再び過ごしやすいこの頃。

昨日から12月の merci mille fois がはじまっています。

クリスマスの雰囲気も素直に楽しめるよう、もうちょっと冷え込んで欲しいような気がするのは私だけでしょうか...

これからご参加のみなさま、はりきってお待ちいたしております。

2015/11/23

晩秋の宿


山荘 無量塔。

去年訪れたのは9月。 玄関先に丁寧に並べられた薪はまだ出番待ちの頃でした。

今回はバーにも、玄関のホールにも、談話室にも火が灯り、情緒たっぷり。
吐く息が白くなる季節がよくお似合いの宿だと思います。

2015/11/22

大人になって..


熊本城二の丸公園。
幼い頃から高校生の頃まで、日向ぼっこしたり、桜の木の下でお弁当を広げたり、寝転んで花火を見上げていた思い出のある広大な公園です。

その頃は、 公園に隣接する県立美術館での催しも気にならなかったし、石垣の向こうに見える天守閣も当たり前すぎて見えていなかったように思います。
次に帰省したら訪ねてみたいと思っている旧細川刑部邸は、正しい読み方すら知りませんでした。

天守閣の南側に建つひかえめな雰囲気の宇土櫓。
1877年の西南戦争時、原因不明の出火に伴う大火事での被害を免れた宇土櫓も中を見学できます。

大人になって知る 熊本城の魅力。

大人になって、もう一度学び直したいことって両手の指でも足りないなぁ..

2015/11/21

亭ノ元


「あとぜき」と書かれた入り口の引き戸。

熊本の方言のひとつです。
戸を開けたら、ちゃんとしめるという意味。

この三連休は、熊本の野菜がごろごろと入った だご汁から始まりました。

2015/11/20

Ääni metsä


とても素敵な刺繍なのだと、前々から話を聞いていたけれど。
目の前にした ゆりさんの作品は、それまで私が持っていた刺繍の概念を覆すようなもの。

Ääni metsä もりのね

ALNIM にて。

モチーフの鉱石をざっくり縁どるゴールドの細い糸、勝手に一枚を選ぶならこちらかなぁ。

お ま け。

大阪巡回展の記念すべき一人目の来場者は彼女。

と、いうことで記念撮影。

2015/11/19

お皿の余白


agnel d'or

トリュフのアイスクリーム、ラズベリーのメレンゲ。

盛り付け方が好きだと思うよーと、ずっと前から噂を聞いていました。

その通り。

12月の教室を前にいい刺激をもらった束の間のランチです。