茹でるのも手慣れてきて、身を殻から外すのも上達してきた気がする。
IDOCHAの写真を撮りに出かけると、時に試食の機会も巡ってくる。
この日は貴重な黒いちじくを使った熱々のパイ包み。
仕上げに注ぐアングレーズにもしっかりといちじくの香りがしている。
高級食材として出回るいちじくの葉から香りを抽出しているそう。
温度、香りも含め、季節ならではのひと皿をご用意する。
それが私たちの意識していること。
今年の中秋の名月は、8年ぶりに満月とのこと。
中秋の名月=満月、と思い込んでいた私。
東の空にまるい月が昇るのを待っていたけれど、それはほんの一瞬だった。
でも、まぁいい。
夫のお手製の幾らの醤油漬けが酒の肴となる夜だったから○ ○ ○