2019/10/14

運動会 2019


かけっこが得意な次女にとって幼稚園最後の運動会。

去年と同様に彼女は一番のアウトコースでスタートするよう決められていたので、
スタートが肝心!
インコースを自分の脚で勝ち取る!と、
週末はこそっと練習、ちょっとした散歩でも全速力を積み重ね本番に臨んだ。

けれど、ちょっぴりフライング気味でスタートしたお隣の走者を追い越した瞬間に靴のかかとを踏まれたようで、まさかの靴が吹っ飛ぶ悲劇。

私にはその一瞬、周りの歓声が無音になり、靴はスローモーションで飛んでいるように見えた。 片足は靴下のままでゴールに向かった姿に涙が出た。

子供のかけっこごときに一喜一憂するのもおかしな話だとわかっているけれど、ほろ苦い出来事。あと5メートル、ゴールが遠かったなら最終追い抜けたのに..とさえ思ってしまう。

けして器用とはいえないタイプの次女にとって、陰ながら頑張ってかけっこで一等賞が取れた!というのは、とてもわかりやすい成功体験。物心がつきはじめた今、是非その体験をして欲しかったから。

その後はクラス対抗リレー。
同じクラスのお友達が「うめ組にはあーちゃんがいるから勝つもんね!」と、次女の知らないところで自信たっぷりに他のクラスの子に自慢しているのを偶然耳にして、親ばかながら大変大変嬉しかった。その言葉通り、彼女らしい走りを見せてくれて、幸運にも一人追い抜いてから次の走者にバトンを繋いだ。

鼓笛隊は緊張の様子でにこりともしなかった。
というより今思えば、かけっことリレーで心までも消耗して、脱力していたのかもしれない。

お弁当は天候不順のため、帰宅してからみんなで。
描いた通りにはならなかったけれど、私たち家族の思い出深い一日になったことは確か。