兵庫県立美術館. 舟越 桂. 私の中のスフィンクス.
舟越桂さんの彫刻を知ったのは「永遠の仔」という天童荒太さんの本の装丁です。 小説の内容も、この装丁も、二十歳前後の私には印象的で今でもよく憶えています。
クスノキと、瞳の大理石。
展覧会は年代を大きく三つに分けて、順を追っての展示なので作風の変化がよくわかります。私は1990年代初めから2000年代初めにかけての作品が好きです。
持ち帰った作品解説を自宅でじっくり読み返してみると、会期中にもう一度足を運びたくなりました。次は子供を置いて、心静かにその表情を鑑賞し、その瞳の先を私なりに探ってみたいとおもいます。
帰り際に見つけた次の展覧会のフライヤー。 この秋はPaul Klee展もこちらであるそうです。 |