IDOCHAに、陶芸家の大谷哲也さん桃子さんご夫妻をお招きした。
桃子さんからいただいた花束は、信楽にあるご夫妻のお住まいの庭先に咲いていたという草花。
今年一月の終わりに信楽のアトリエをお訪ねしていたので、桃子さんがそのお庭で草花を積んでいる様子が想像できる。束ねてある紐さえも素敵で何度も感動のため息だった。
IDOCHA では、大谷さんの作品を多く使わせていただいている。
白いキャンバスのような器に惹かれたのは振り返ってみるとずいぶん前のこと。
大谷さんとの初めての出会いは、2009年の「灯しびとの集い 第一回」
その時はデミタスカップを買った。
その後、瀬戸内の工芸祭や、京都での展覧会でお会いすることがあり、少しずつ買い足していった。教室にいらっしゃる方の目に触れることも多かったと思う。
山の住まいで使う器をまとめて注文させてもらったこともある。
それから時間が経ち、昨年12月にギャラリーSHELFさんで久しぶりにお会いしたのだった。
とても嬉しいことに私たちのことを憶えてくださっていた。
変わらない優しい雰囲気で、お二人お揃いで来たくださった余韻にいつまでもスタッフと浸っていられそうだった。
「まるで小さな美術館を借り切って、素敵な時間を過ごしたような気持ちになりました。」と感想をいただいた。
桃子さんの花束は、是非子供たちにも見せたくて、私の勝手で大阪に持ち帰ってきた。
包みを開くと、中からふわぁっとミントの香り。
しばらく飾らせてもらった後、ミントティーにしていただいた。