2020/01/26

台所の記憶


長女が夕食にミネストローネを作ってくれるそう。
正直なところ、一人でちゃっちゃと作業した方が早く効率も良い。
「やってみたい」という気持ちに付き合ってあげる時間と心に余裕のある日曜の午後だったから。


何かと手伝ってもらえるように仕向けるというか、ゆくゆくは戦力になるように育てるというのが今年からの試み。

思い出してみると、私も日曜日の夕食はいつも母の手伝いをしていた。祖母も一緒に三人でコロッケに小麦粉、卵、パン粉をつける作業をしていた記憶がある。母が台所に向かっている側で、お喋りしながら祖母と餃子を包んだり、小芋の皮を剥いたり..
何でもない光景こそ、今になってじんわりと胸を熱くする。

おかげでこの日、私はケイクを二台焼くことができた。