2017/07/07

しまさんと私


今月末には海の向こうへ移り住んでしまう おとなりのしまさんと能勢へ。

日本らしいものがいいと思って、そば切り蔦屋さんを目指す。

しまさんと私は、お隣に住む人としてお互いの存在を知ったのは随分前のこと。

彼女が引っ越してきた日、エレベーターホールに置かれたベッドなどの大きい搬入物のそばに立つ小柄なしまさんに軽く会釈したのを憶えている。
隣同士だからこそ、軽はずみに踏み込んだお付き合いをするのは良くないと互いに感じていたからか、一緒にお昼ごはんを食べに出かけたのはそれから少なくとも三年以上経った頃だった。ちょうど私たちのお腹には二児目となる女の子がいて、その他の共通点も多かったので、とてもいい関係を今日まで築いてくることができた。

何より、「困った時は隣に助けを求められる」という安心感がいい。

実際、二年前の冬に次女を病院に緊急担ぎ込まねばならなかった時など、ずいぶん助けてもらい私たち家族には無くてはならない隣人しまさん一家。

日に日に寂しい気持ちが増してくるこの頃。

ご家族の幸せと、恵まれた教育環境で過ごすことになる K君とSちゃんの成長をとても楽しみに隣のおばちゃんは元気にお見送りしたいと思う。