2015/03/07

林檎から


紅玉の季節も、そろそろ終わり。
フジと並べた時の色の違いは歴然。
その深紅色が店先に並んでいるのを見つけると何か作りたい熱が出てしまいます。
2月のはじめにいただいた彼女の林檎のガトーのおいしさに影響され、私もこの一ヶ月間、林檎のお菓子をよく焼きました。

自分で菓子作りをするようになってからというもの、顔のわかるどなたかが手作りしてくれたものをいただくことはとても嬉しく、心に残ります。

おいしいお茶を淹れたいと意識するようになると、
別の場所で、
誰かが私のために大切に淹れてくれたお茶はひと口ふくんでハッとするほどおいしい。

また同じく、
豆の計量からカップに注ぐまでの過程をていねいに珈琲をいれてみると、
別の場所で、
誰かが私のために用意してくれた一杯は身体も心も落ち着かせてくれる。

その「丁寧な気持ち」に気付く。
そんなことを林檎をきっかけに思うこの頃です。

好きな型はMatferのcake droitです。
一般的なパウンド型よりも高さがあって、焼き上がりが少しだけスマート。

三月末のレッスンで焼くケイク・サレもこちらを使おうと思い、つい先日新たに買い足しました。

試し焼きついでに、ケイク・サレ、林檎のガトー、ケイク・サレ、林檎のガトー…そんな日が続いております。