2015/11/07

調和の器、永久の憧れ


姫路市立美術館。

駐車場から美術館への散歩道も、美術館前の広場も黄葉のうつくしいころ。
白鷺城も遠くに眺められるものだから、写真を撮ったり、どんぐりや落ち葉を拾ったり、とにかく走りまわったり、なかなか美術館内に到着できないでいました。

目的は、

没後20年
ルーシー・リー展
調和の器、永久の憧れ

およそ4年前の展覧会では見なかった 鮮やかなオレンジやブルーの器など初期のめずらしい作品にはじまり、時代ごとに作風が少しずつ変化していくのがよくわかる展示でした。

季節柄でしょうか..
私は今回の展覧会でニット線の作品に特に目がとまりました。
ぼんやりとしたやわらかい線、マットな質感、グレートーンの色合い。

ため息がでます。

帰宅して書籍を引っ張り出し、もう一度復習しています。
93歳で亡くなる数年前まで作陶していらしたという 時を超えて世に愛される女性。

すばらしい器の数々を目に焼きつけた展覧会も、はじめて訪れた姫路城周辺の散策も、この秋のよき思い出です。

せっかくなので、恐れ多くも 嬉し恥ずかし2ショットを失礼します。