Aman Kyoto.
今年のかき氷食べ納めに相応しい、マスクメロンのかき氷。
石と苔、そして青紅葉の庭を散歩。
夏の終わりの虫の声が懐かしくて、
子供の頃の実家に戻ったみたいな気持ちになった。
残糖のあるワインを自ら選ぶことは無いけれど、ソムリエの方のご好意でいただいたこちらがとても美味しかった。フランス ロワール地方のシュナンブランという品種。
夜に降った雨のおかげで、苔はさらに鮮やかな色を見せてくれた。
庭園をスタッフの方に案内してもうことに。
20年の構想を経て生まれたという Aman Kyoto.
庭園自体が造られたのは約70年前とのこと。
織物美術館をつくることを夢見て老舗の帯屋の主人が造園をはじめ、その後、事情で主人の手を離れ、手つかずのまま長い間ゲートが閉められていたそう。その為忘れ去られていた美しい森には、今となっては珍しい小さな生き物たちが住んでいるらしい。
幸運にもこの朝は、そのうちの二種類の生き物を見かけることができた。
案内してくださった方はホスピタリティに溢れ、且つこの森と(造園をはじめた今は亡きかつてのオーナーと)深く対話しているような素敵な女性。
私たちはすっかりファンになってしまった。
歴史や背景をお話していただいたおかげで、この場所の価値をより知ることになる。