2018/12/08

Hokkaido sagra / otaru / moerenuma


北海道に来たのだからと、小樽でお寿司やさんに入った。
下調べ無しの一件は、残念ながらごく普通だった..

慣れない寒さから逃げるように北一ホールへ入った。
美しいホールの雰囲気に合わせて、丁寧に淹れてくださる珈琲が出てきたら嬉しいところだけれど、ピッとボタンで抽出され、サッと提供されるセルフサービスのカフェだった。
今となればどちらもよき思い出。

日が暮れるのが早いから小樽の観光を早々に切り上げて余市へ向かった。

余市 Sagra.というイタリア料理店のオーナーが営む2部屋だけのホテル。
地元の食材を中心に少しずつ品数豊富で、三種類の自家製パンもかみしめたくなるおいしさ。

朝食は予想に反して、和食。
土鍋で炊かれた白米、ほっとするようなおかずの数々、これまた昨晩に続きウエストがきつい。

一番好きだった一皿は写真のこちら。
低温殺菌牛乳を、63度という低温でゆっくりと時間をかけて煮詰めた牛乳で作られたジェラートと焼き林檎。

同じくらいの年齢の子供がいながら、レストランとホテルを営むオーナーシェフ夫妻の活力と優しさに溢れている場所。

ホテルを出発する前に、今回の旅を計画してくださった大好きなM夫妻、オーナーシェフ一家、私たち家族、みんな揃って集合写真を撮った。
また時間をおいて ここも訪ねたい。
部屋に用意されていたパジャマの着心地が良かったから同じものを近々手に入れてようと思っている。

そしてモエレ沼公園を目指した。
雪に覆われたモエレ沼公園は初めて。

大人がガラスのピラミッドの中で寒さを逃れている間に、 子供たちは雪だるまを作りはじめていた。
足元はスニーカーという軽装備だったことを私はひどく後悔したけれど、子供たちは気にもとめていない。
子供って雪を見ればワクワクして、寒さを感じないらしい。
昔は私もそうだったような気がする。

15年程前にここへ来た時は、季節は秋で大きな並木の道をレンタサイクルで駆け抜け、イサム・ノグチの遊具で遊び、写真に写るお山の頂上まで登ったりした。
この広大な公園が完成に至るまでの経緯をもう一度振り返って、次は雪のない時期に子供たちと自転車に乗りたいと思う。
やっぱり冬の北海道は寒くって...という本音を小声で。