2021/06/12

it is as it is.

HIROKO KOSHINO

EX・VISION TO THE FUTURE


美術館に行く時は大抵、ポスターや、世の中の反響を事前に予備知識として少しは頭に入れた上で会場に向かう。だから、きっとこんな感じだろうと勝手にイメージしているものがある。

でもこの黄色の部屋は衝撃で、気持ちよく裏切られたような感覚があった。


子供でも楽しめるから!
と、この展覧会の企画に携われたグラフィックデザイナー 三木健さんからの勧めで出掛けたコシノヒロコ展。




もちろんメインとなるものはコシノヒロコさんであるのは当然だけど、会場では三木さんのお仕事の方に目がいく私たち。


特に気に入ったのは、クルリン パッ

リオデジャネイロとロンドンのオリンピックの体操競技のために、コシノさんがデザインされたユニフォームを展示している空間。ユニフォームは歌舞伎のくま取りをイメージさせる色使いとデザインで、それを身に付けたアスリートのマネキンが空中をスパイダーマンのように自在に舞っている。

という空間を紹介するポップが、このクルリン パッ


会場の最後に見つけたコシノさんのメッセージ。
写真はその一部。


未来を生きる子どもたちの目にはどう映ったのだろう。
押しつける親になっていないか我が身を振り返った。


今日も美術館に付いて来てくれてありがとう。